情報通信白書でも企業の約半分が一部にしろ使うようになってきた「クラウド」、クラウドの国内シェアは、一位がAWSで34.1%、二位がAzureで20.2%、この二社で半分強を占める(MM総研調べ、2015年4月~2016年3月)。
まずは、そのクラウドの代名詞ともいえるAWSのCEOが3月に来日した際のインタビュー記事からAWSがどのようにクラウドを牽引してきて、どこへ向かおうとしているのかを見てもらった後にクラウドの囲い込み合戦についての記事、ついに大手銀行もクラウドを本格利用するようになったことを伝える記事などをご紹介します。

 

アマゾンのクラウドサービスが独走している理由

ダイヤモンド社のビジネス情報サイト Diamond.jpのAWS CEOで2006年にAWSサービスを立ち上げた
アンディ・ジャシーへのインタビュー記事です。

冒頭、AWSの売り上げと成長見込みについてふれていますが、全世界でAWSの売り上げは約1.5兆円、
成長率は年率50%、二位以下のクラウドサービスの売り上げ全体よりはるかに大きいとのこと。これから、大企業・政府などによるクラウド利用が本格化することを考えるとまだしばらくはAWSの成長は止まらなさそうです。

なぜAWSがほかのクラウドサービスの中でもいち早く成長できたかについても説明していますがAWSの「ローコスト・ハイボリューム」ビジネスを最初から志向していて、しかも「ハイスピード」でのサービス開発を続けてきたことは、ECビジネスの勇のアマゾンとしては自然で、しかも成功要因としてもいまは理解できても、既存のIT事業者には取りにくいアプローチであったことがよくわかる記事です。

 

クラウドで囲い込み合戦始まる

ITpro 4/21のニュース解説記事です。
AWSやAzureに対して、シェアで遅れをとっているクラウド事業を展開する既存のIT事業者である、
日本IBM、NTTコミュニケーションズ、IIJの三社が、いずれも複数のクラウドを使うマルチクラウド環境の運用・監視サービスを強化していることを解説しています。

シェアで後れを取るこれらのクラウド事業者は、多くの企業がクラウドとオンプレミスを併用していることに着目、運用・監視サービスで企業を囲い込み、AWSに流れたかつての自社の顧客を取り戻すとともに、自社クラウドの拡販も狙うとのこと。運用・監視サービスを充実させ、クラウドとオンプレミスを一括管理することにより、利用企業にとって便利になることを訴求することにより、顧客を囲い込むアプローチで巻き返しをはかろうとしているようですね。

 

三菱UFJ、システムをクラウド化 大手行で初

日本経済新聞にものった、メガバンク初となるMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)によるクラウドベースの社内システムへの刷新の発表です。

5年で百億円規模のコスト削減に加え、金融にIT(情報技術)を活用したフィンテック分野の業務にも迅速に対応できるようになるとのこと。まずは市場調査などの分析やフィンテック対応のためのシステムをクラウドに移行していくとのことなので、やはりまずは情報系のシステムのクラウド移行のようです。

 

Cloud Ace – Google Cloud Platformの導入・運用をサポート

こちらは記事紹介ではなく、Google Cloud Platformの運用支援のサービスのサイトですが、いよいよGoogle Cloud Platformにもこのようなサービス展開企業が増えてきたことが印象的でしたのでご紹介します。

4,5年くらい前、AWSの導入がだいぶ増えてきた頃、まだ大手SIerはあまりAWSに対応してくれなかった頃にエンドユーザがAWSを導入・運用する支援サポートをするベンダーとして
・CloudPack
・ServerWorks
・クラスメソッド
が登場して、いまもプレミアパートナであり続けていますが、後発のGCPでも同様のベンダーが成り立つようになり、いよいよ、パブリッククラウドのサービスも選択肢が増えてきて成熟した分野となりつつあるのを感じさせてくれます。