はじめにAI・人工知能EXPOのふたつの講演の記事を紹介します。最初がアマゾンの講演、次がNVIDIAの講演です。そのあと、約300社からの展示の中からピックアップして紹介している記事を三本ご紹介します。

 

アマゾンは音声AIとの「会話」を本気で研究している

BUSINESS INSIDERのAI・人工知能EXPOのレポート記事です。アマゾンのAlexa担当バイス・プレジデントであるラヴィ・ジェイン(Ravi Jain)氏の特別講演、「AmazonによるAIの民主化」についてレポートしています。2100席がすべて埋まったようです。

ラヴィ氏が挙げたAmazonが取り組むAIの民主化=大衆化に関する要素は、1. AIをローカライズすること、2. 先進的な機能を常に開発し続けること、3. テクニカルコミュニティーの支援をすること。ローカライズの例として、今年の3月30日に日本でも発売開始されたAmazon Echoに、アレクサ、“ドリカムの曲”を再生」と話すと、きちんと“DREAMS COME TRUEの曲”が再生されることを見せてくれました。

また、Amazon Alexaの新機能については、一般配布の前に大学を始めとする研究機関に、独自の開発コンテスト「Amazon Alexa Prize」を通じて提供し、精度をさらに高めるといったエコシステムも持っていることも紹介し、学生や研究者の関心を高めて、コミュニケーションをしていくことの重要性も語っていたようです。

最後に紹介していた、日本ではまだ未実装のAlexaの新しい特徴も興味深いものです。直前までに聞いた内容を理解し、連続した会話を実現する「Context Across Turns」、誰が話しているのかを理解し、提示する情報を制御する「Personal Context」など、Alexaが日々進化していて、スマートスピーカという分野が本当に一般の家庭に浸透して使われるようになる可能性を感じさせてくれる講演です。

 

「今後動くモノはすべて自律動作マシンに」。NVIDIA 副社長 大崎真孝代表の基調講演レポート

Car Watchの、NVIDIA米国本国の副社長でNVIDIA JAPANの代表である大崎氏によるAI・人工知能EXPOの基調講演レポートです。

大崎氏は、前週行なわれた「GPU Technology Conference 2018」で発表された、GPUが16基搭載されて2PFLOPSの性能を発揮するスーパーコンピュータ「DGX-2」からシングルGPUのTITAN Vなどの開発ボードまで1つのソフトウェアでサポートできるNVIDIAのスケーラブルなアーキテクチャと、それをサポートするCUDAベースのソフトウェアがNVIDIAのAI・自動運転では強みになっているとのこと。

また自動運転に対するNVIDIAの取り組みについても時間をさいて説明。これからの自動運転時代向けに、NVIDIAはDRIVE PX2などのプラットフォームを提供するほか、GTC 2018で発表したDRIVE SIM AND CONSTELLATIONを紹介しました。CONSTELLATIONにより仮想的な道路環境やセンサー情報を作り上げていくことにより、自動運転など自動車の開発がソフトウェア中心になっていくのに対応して、開発途中であっても、開発を回せるソフトウェアインループも可能にしていくとのビジョンを示しました。

さらに、NVIDIAの自動運転の開発パートナーが370を越えたことを紹介し、「CESから数カ月で50社も増えて、我々も驚いている」と述べ、まだパートナーとなっていない企業にも一緒に自動運転技術を開発していこうと呼びかけたとのこと。

 

「翻訳」「交通」「テロ対策」…… 東京五輪で活躍しそうなAIテクノロジー

RBBTODAYが、AI・人工知能EXPOでの約300の展示の中から、東京オリンピック期間に活躍しそうな3つのソリューションをピックアップして紹介している記事です。

まず紹介しているのが、アドバンスト・メディアのスマートフォン向け多言語音声翻訳アプリ「AmiVoice TransGuide」。その特徴のひとつが、約90dBの騒音環境下でも音声認識できる小型デバイス「AmiVoice Front WT01」と連携できる点。高指向性2マイクアレイを搭載した同製品を使えば、人混雑の中でも正確な音声を取得できるとのこと。

次に紹介しているのが、NTTコミュニケーションズのAI人物検索技術「Takumi Eyes」。顔認識を防犯カメラに適用する場合、カメラの解像度や画角の問題があり、人物を特定できないことも多いが、同サービスでは「顔認識」と「全身認識」のハイブリッドで人物を検索、防犯・警備への活用が期待できるサービスとなっています。

最後に紹介しているのが、NTTドコモが未来シェアと共同で開発している「AI運行バス」。これはルートを特定せず、乗客のニーズに応じてAIがリアルタイムに運行経路を決めて走るサービス。乗客のスマホアプリからの要求に応じて、最適な車両を配車する。東京臨海副都心エリアや兵庫県神戸市、鳥取県境港市などですでに実証実験を済ませており、2018年度には商用化したい考えとのこと。

 

本1冊をわずか15分で「聞く」 「本の要約サイトflier」が音声読み上げ開発中

ITmediaで取り上げていた記事です。AI・人工知能EXPOの同社の展示ブースでの取材などをもとにしている内容となっています。

本の要約サイトflierは、各ジャンルの専門家が1冊の本を10分程度で読めるようにまとめた「要約」をWebサイトやスマートフォンアプリ(iOS/Android)で読めるサービス。会員数も17万人以上と順調に伸びているようです。

読み上げにはエーアイの音声合成エンジン「AITalk」を採用し、5月をめどにまずはWebサイトで配信を開始、その後はアプリでの配信はもちろん、「Google Home」や「Amazon Echo」のようなスマートスピーカーの追加機能として提供することも検討しているとのこと。

 

「第2回AI・人工知能EXPO」初日を写真で振り返る 予想来場者は3日間で5万人

ロボスタのAI・人工知能EXPOのレポート記事です。さまざまな展示がされたAI・人工知能EXPOの展示の中からピックアップして写真で紹介してくれています。